株は放置が一番？ 株価が下がっても持ち続けるべきか判断方法を解説

株を始めてみたけど、含み損が膨らみ続けるのを見て、このまま放置してもいいのか悩みますよね。

そこで、

• 株を放置してもいい条件
• 株を放置するデメリット
• ほったらかしでも利益を得るコツ

などをご紹介！

本記事を参考に、株を放置すべきかを見極め、今後の方針に役立ててみてくださいね。

株式投資で含み損を抱えても放置でOK？

自分が保有している銘柄の株価が下がると、放置すべきか今すぐ売るべきか悩みますよね。

まずは、株を放置すべきかの判断基準を理解しましょう！

株価が下がった原因を特定しよう

まずは冷静になって、保有している銘柄の株価がなぜ下がったのかを考えましょう。

そもそも株価が動くのは、様々な要因が重なり合って起きます。株価が下がったということは、何かしらのマイナス材料があったと考えていいでしょう。

やり方としては、GoogleやYahoo!検索で、対象の銘柄の「ニュース」を検索します。すると、「決算の数字が予想より悪かった」「為替変動により減損が発生」などの要因があるはずです。

対処法まで考えなくていいので、株価が下がった要因を突き止めてみましょう。

一時的な株価の下落なら放置でもOK

大きな要因が見当たらず、一時的に株価が下がっただけなら放置でもOKです。

そもそも株価は、業績や業界全体の動き以外にも、

• 天気
• 自然災害
• 国際情勢

など、その銘柄を発行する企業に関する事象以外でも変動します。

上記のような事象が落ち着けば、株価が再び戻ることもありますので、動揺して狼狽売りなどをしないようにしましょう。

他に保有したい株があるなら損切りも検討する

信用取引をやらない限り、株式投資では株価が上がる銘柄に投資しないと利益は得られません。

つまり、株価が伸びる見込みがない銘柄を保有していても、いつまで経っても思ったように稼げないわけです。

逆に、株価上昇のポテンシャルがありそうな銘柄を知っている場合、保有している株を損切りしてしまうのも一つの手段。

ほとんどの人は、限られた資金の中で株式投資をしていますよね？

そうであれば、資金効率を考え、株価が上がりそうな銘柄に投資するのは賢明な策とも言えますね。

株の放置は本当にいいの？ 良い点・悪い点を解説

株を放置することは決して悪いことではありません。ただし、経済状況などを追っていないと、株価下落の予兆に気づけないことも。

ここからは、株を放置する良い点・悪い点を明確にしていきましょう！

良い点はストレスからの解放

株を放置する良い点は、株価の変動によるストレスからの解放です。株価は日々動くもので、急に上昇したと思えば、次の日には大幅に下落することも珍しくありません。

このような、株価の変動で気分を左右されることにより、ストレスを感じてしまう人が多いんです。

実際に、株をやめてよかったという人の多くは、精神的なストレスから解放されたことが一番大きかったと述べています。

株式投資で日々株価を追うことは、相当なストレスがかかるものです。

そうであれば、ある程度株を放置してしまってもOK。ポイントを押さえてしまえば、株を放置してもストレスがかからずに済みますよ。

悪い点は株価下落の予兆に気付けない

たとえば、自分が保有する銘柄の株価下落の予兆には、

• 販売不振などネガティブニュースが流れた
• 経営危機に直面している
• 法改正などで業績が悪化する可能性がある

など、常に保有する銘柄に関するニュースを追っていないと、株価下落の予兆に気づけません。

もちろん、保有している銘柄に関する情報だけではなく、日本経済全体の動きなどマクロ要因によっても、株価が下落する可能性があります。

株を完全に放置してしまうと、今後の株価の動きに関する情報が全く入ってこなくなってしまいます。

株を放置して儲けるコツは？

そもそも、株式投資をするなら、完全に放置は避けるべきです。気づかないうちに急な業績変動により、株価が大きく下がってしまうことも珍しく有りません。

とはいえ、毎日保有している銘柄をチェックするのは大変ですよね？

ここからは、株をある程度放置しても儲けるコツをお伝えしていきます！

1.10年以上保有できる銘柄を購入する

株を放置したいのなら、10年以上放置しても利益を出せる銘柄に投資しましょう。具体的には、以下のような特徴がある銘柄です。

上記3つの特徴をまとめると、景気変動の影響を受けにくい大型株で、毎年安定的に配当金を出している銘柄です。

ディフェンシブ株とは、景気変動の影響を受けにくい業績が安定している銘柄のこと。具体的には、生活必需品である食品や日用品、電力・ガスや鉄道、通信などの業種です。

これに加え、現在の株価に発行済株式数をかけて求められる時価総額が大きい銘柄を狙いましょう。いわゆる「大企業」と呼ばれる企業の銘柄が該当します。

さらに、株を放置する上で大事な、配当金を安定して出してくれることも大切なポイント。配当金の金額も気になるところですが、毎年安定して配当金を出し続けているかも重要なチェックポイントです。

少し難しいかもしれませんが、10年後も安定して利益を出し続ける銘柄は何か？ を考えるようにしてみましょう。

2.配当金情報はチェックする

上でも少し触れましたが、株を放置して儲けるには、配当金情報はとても重要です。

そもそも、株で利益を得る方法は譲渡益と配当金の2つがあります。譲渡益は株を安く買って高く売らなければなりませんので、常に株価をウォッチしておく必要があります。

一方で、配当金を狙う投資も、完全に放置はできませんが、決算発表の時に開示される配当金情報はチェックするようにしましょう。

特に、配当金が下がる「減配」した時は、なぜ減配したのかを確認し、場合によっては株を売ることも検討する必要もあります。

3.決算サマリーは目を通しておく

決算サマリーとは、

• 今期の経営状況
• 財務状態、キャッシュフローの状況
• 来期の業績予想

などが記載されています。決算サマリーを見れば、企業の健全性や成長性を判断する手助けになるでしょう。

企業の財務状況や業績を理解し、将来の成長や収益性を予測することで、株式の買い時や売り時を判断する参考情報となるはずですよ。

株を放置して利益を得るコツを学んでみよう

上記でお伝えした「株を放置して儲けるコツ」は、あくまで必要最低限の知識にとどまります。

正直なところ、これだけ知っていれば、株を放置して利益を得られるわけではないんです…。状況に応じて、最善策をとらないと、大きな損失を受けてしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、投資スクールを活用して株式投資をゼロから学び直すことです！

まとめ

株を放置して利益を出すためには、

• 株価が下がっている原因を特定する
• 場合によっては損切りも検討する
• 10年以上保有できる銘柄を保有する
• 決算サマリーだけは必ずチェックする

この4点は必ず押さえておきましょう。

また、なるべく放置して利益を得たいのなら、株以外の投資も検討してみてください。

たとえば、REIT（不動産投資信託）などは、株と似た側面もありますが、基本的には長期で保有して分配金狙いの投資です。

ただし、株式投資とは違った分析をする必要がありますので、REITを始める際も必ず最低限の知識を付けてからにしましょう。