株で月1万円稼ぐのは難しい？ 必要な資金・勉強法などを紹介

株式投資をしたことがない人にとって、1万円稼ぐのがどれくらい難しいのか気になりますよね。

そこで、

• 配当金で月1万円稼ぐ方法
• 譲渡益で月1万円稼ぐ方法
• 月1万円を株以外で稼ぐおすすめの投資

などをご紹介！

本記事を参考に、株で月1万円を稼ぐコツを知ってくださいね。

株で月1万円稼ぐためのポイントは？

株式投資は短い目で見るほど難易度が上がりますので、1年間という長期で利益獲得を目指した方がいいでしょう。

月1万円の利益を狙うのであれば、年間で12万円の利益を目指すといいですね。

また、1つの銘柄で利益獲得を目指すのは、リスク分散という観点から、あまりおすすめできません。少なくとも3銘柄くらいをトレードして利益を狙った方がいいでしょう。

そして1番大事なことは、時と場合によっては損切りも検討することです。

損切りとは、自分が保有する株が期待通りの動きをしない場合、損失が拡大する前に早めにポジションを手放す戦略です。

株式投資初心者にとって、損切りは勇気がいる決断ですが、投資で勝率100%は不可能です。

そうであれば、損失が膨らむ前に、株を売ってしまい損失を最小限にすることも大切ですよ。

株で月1万円稼ぐ方法は？ 必要な資金も紹介

株式投資で利益を得るためには、

• 配当金を狙う
• 譲渡益を狙う

の大きく2通りがあります。

それぞれ、全く異なる取引手法となり、必要な資金も大きく変わります。

配当金で稼ぐ方法

配当金とは、保有株式の数に応じて分配されるお金のことです。たとえば、1株100円の配当金の場合、100株持っていれば10,000円の配当金が受け取れます。

なお、東証プライム市場の平均配当利回りは2%前後です。仮に配当金の利回りが2%だとすると、月に1万円稼ぐには600万円の自己資金が必要になります。

また、中には配当利回りが4%以上の高配当株もありますが、こちらの銘柄を保有していたとしても月1万円の利益を稼ぐために必要な自己資金は300万円となります。

そのため、配当金を狙って月1万円稼ぐには、ある程度のまとまった資金がないと実現は難しいでしょう。

なお、もし一定数以上の自己資金が用意でき、配当金で月1万円を稼ぎたい場合は、

• 豊富な資金があるキャッシュリッチ企業
• 配当金が増加傾向にある企業

の2つに絞って投資すると、安定した配当金を得られますよ。

譲渡益で稼ぐ方法

月1万円の利益を狙うなら、株を安く買って高く売る譲渡益を狙うのがおすすめ。譲渡益を狙う投資は、配当金狙いよりも少ない自己資金で対応できるんです。

以下のグラフをご覧ください。

こちらは2023年12月13日〜2024年1月12日の、東急不動産ホールディングスの株価チャートです。

たとえば、以下のような取引をすれば、月1万円の利益を得られます。

このように、自己資金が10万円程度でも月に1万円を稼げるのがわかると思います。

ただし、この時の日本株式は全体的にかなり株価が上がっており、この時期だからできた取引とも言えます。

とはいえ、相場の状況によりますが、株で月1万円を稼ぐなら譲渡益を狙った方が現実的と言えますね。

デイトレードで稼ぐ方法

デイトレードとは上記のように、1日で複数回売買する取引のこと。1日で複数回売買し、利益を積み上げれば月に1万円を稼げます。

なお、株式の売買ができるのは、1ヶ月のうち株式市場が開かれている20日前後しかありません。これは、平日にしか株式市場が開かれていないためです。

つまり、

• 20日 × 500円 = 1万円

と、1日あたり約500円の利益を得ると、月に1万円稼げるわけです。

例として、KDDIのある1日の株価チャートを見てみましょう。

こちらは、2024年1月12日のKDDIの株価チャートです。この場合、

と取引をすれば、1日で4,400円も利益を得られるんです。このような取引を3回繰り返せば、月に1万円の利益を獲得できますよね？

しかし、株式市場は平日の日中にしか開かれておらず、多くの人は時間を確保するのは難しいはず。

そのため、株式投資のデイトレードで月1万円を稼ぐのは、平日の日中に時間が確保できる人に限られてしまいます。

株で月1万円稼ぐには勉強は必要？

株式投資で月1万円の利益を狙うなら、基礎から知識をつけてからトレードした方が失敗する確率が低くなります。

特に、先ほど解説した損切りについては、中級者以上でも難しく、正しい知識がないと上手く対応できないことが多いんです。

しかし、何から勉強していいのかわかりませんよね？

そこでおすすめなのが、投資スクールが開催している無料セミナーの活用です！

おすすめの株式投資セミナーを紹介！

株以外で月1万円稼ぐおすすめの方法は？

株式投資以外にも、月1万円を稼ぐ投資方法は存在します。

ここでは、初心者でも取り組みやすい、月1万円を稼ぐ投資を2つ紹介します！

1.J-REIT（不動産投資信託）

REIT（不動産投資信託）は、投資家から集めた資金でオフィスビル、アパート、ショッピングセンター、ホテルなどの不動産への投資を行い、そこから得られた利益を投資家に還元する金融商品です。

日本では、米国で流通しているものと区別して、Japanの「J」をつけて「J-REIT」と呼ばれています。

REITの大きな特徴として、分配金が高いことが挙げられます 。

実は、REITを運営する投資法人は、利益の90％超を投資家に分配すると、税金が免除されます。そのため、REITの投資法人はなるべく投資家に分配金を出して、税金の支払いを抑えようとするのです。

J-REITは、株式と同じように証券取引所で売買されており、証券会社を通じて取引可能です。10万円前後から購入できますので、気になる人はチャレンジしてみてくださいね。

2.ETF（上場投資信託）

ETFは、Exchange Traded Fundsの略で、証券取引所に上場した投資信託です。

日経平均株価やTOPIXなど、株式指数に連動するように運用されているものが多くなっています。

なお、ETF（上場投資信託）は、証券口座を持っていれば、株と同じように取引できますよ。

また、よく耳にする投資信託（非上場）の違いは、リアルタイムで取引できるか否かにあります。

ETFは証券取引所で売買され、リアルタイム価格が提供されますが、非上場の投資信託は証券会社を通じて購入し、価格の決定が遅いことがあります。

まとめ

初心者の人が株で月1万円を稼ぐには、譲渡益を狙ったトレードがおすすめです。

もちろん、自己資金に余裕がある人なら配当金を狙った投資もできますが、高配当株を狙ったとしても300万円の資金が必要となります。

それなら、株価が上がりそうな銘柄を上手く選定して、譲渡益を狙った方が現実的ですよね？

なお、株以外の投資としてFXを思い浮かべる人もいると思います。

しかし、FXの投資対象は株よりも動きが激しい為替です。まずは株式投資に慣れてからの方が、大きな心配をしなくて済むはずですよ。

必要最低限の知識をつけて、株式投資で月1万円稼げるようになってくださいね。